玄関先の言葉置き場

主にひらめき☆マンガ教室の感想用。メッセージ等はおたよりフォームへいただければ、配信でお返事します。

ひらめき☆マンガ教室 第5期 課題1 ネーム感想 #ひらめきマンガ

まだ全作品は公開されていないので途中までですが、感想を公開しておきます。
課題1のネーム課題作、全28作品感想を書きました。掲載順番は上から教室の受講生順です。感想へのご意見などはこちら、もしくはツイッターまでお願いします。(コメントはいつでも歓迎です。)大塚

最終更新:2022_04_18_3:45

全28作品感想

nonakaさん「入り船に良い風」

入り船に良い風 | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト

 このマンガを読むと「何が起こったわけじゃないのに、なぜだか読んでよかったと思える作品だな。でもそう思うのは自分だけなのかもな、だって何が起こったわけじゃないもの。」と思う。そしておそらく、多くの人が同様の感想を抱く作品なんじゃないだろうか。またほかにも、マンガにおける空間は、むしろストーリーに対して動かないことによって強調され、味わいが増していくことを感じさせる。特に7pの電柱のアクセントがよく効いていて、作品の方向性を決定づけているように感じられる。

 

aokiさん「ショータイム」

ショータイム | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト
 この作品からは、今回の課題に答えることに大変苦労したことを思わされる。あえて気になった点を言うなら、一つ一つ簡単に紹介されているエピソードをもうちょっと先まで見せてほしいことだろうか。一つでも具体的に描いてくれたらうれしい。個人的には、自己紹介マンガは、その作品によってその作者がどんな作品を作りたいと思っているかが伝わるとよいと思う。この作品ではどんなマンガを描いていきたいのか、つかみどころが弱いのではないか。

 

あかさかたこれ太郎さん「みなそこにねむれ」

みなそこにねむれ | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト

 1ページ目からして、すごい作品が飛び出してきたと思った。この作品は、不明瞭なものを不明瞭なまま受け取ることができるように作られている作品、つまりファンタジーであることに対して真剣な作品だと端々から感じる。そういった妥協しないファンタジーは実際にマンガに起こすのははなかなか難しいはず。個人的にあれっと思った部分は、11pで何かを食べる記憶の残滓と呼ばれているものと、主人公が冒頭から見ている幻覚(ゴミ)と呼んでいるものの関係がわかりづらい点。何らかの関係があると思うが、もうちょっと明確にされているとうれしい。とはいえそれは細かいことで、大変貴重な世界観を持つ作家さんが出てきたと感じているので、これからどういう作品を見せてもらえるのかたいへん期待だ。

 

大久保どんぶりさん「夕方スペクトラム

夕方スペクトラム | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト
 これはたいへんわくわくするマンガだった。メインストーリーの展開もよいが、それよりも各展開にキレがあって面白く、ちゃんとエンタメをしているところが最高だった。特に13pで「祖父本人に聞いてみます」と主人公が言うところはすごくいい。一点だけ気になったのはオチの部分。「ただいま」で作品が終わっていると、まるで100m走で100mの地点でピタッと止まっているようで変な止まり方に映るので、もっと抜け感が欲しい。例えば、おじいちゃんがまた忽然と消えたと思ったら普通に徘徊していただけだったオチ、とかを想像したが…とにかく、なにかよい終わり方がほかにありそうだ。

 

俗人ちんさん「むっつり風紀委員の特別分析」

むっつり風紀委員の特別分析 | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト
 俗人ちんさんがどういうマンガが書きたいのかはっきりわかるマンガで、大変良いと思う。普通に面白く読んだ。ギャグ漫画で難しいのはキャラのメリハリだと思うのだが、このマンガの場合では、ヒロインが恥ずかしがったと思うと次のシーンでは冷静にエロ本を見ていたりするので(10p下から11pにかけての展開)、やや混乱が発生した。もしかするともう少しヒロインのキャラには考える余地があるのかもしれない。

 

降原さん「カノンノさんがくる」

カノンノさんがくる | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト

 普通に楽しんで読んだ。やろうとしていることがはっきり出ているので読んでいて気分がいい。ただちょっと画面がごちゃごちゃした印象を受けるので、部屋にあるオブジェクトの紹介はもう少し整理して、絞って紹介するとよいかもしれない。加えて、オチは、せっかく主人公がカノンノさんに働きかける唯一のシーンなので、カノンノさんからのリアクションがあるとうれしい。主人公の告白にカノンノさんが「・・・」と返すだけでもずいぶん印象が変わるはず。

 

はねむらさん「おひっこし退去費用バトル」

おひっこし退去費用バトル | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト

 キャッチーなキャラとストーリーで大変楽しく読んだ。そしてたいへん読みやすい。読んでいて気が抜けるというか、教室の課題作という意味でもどこか安心した。親近感が沸くことはマンガらしさの一つだったなと思わせてくれる作品。

 

葉野赤さん「こころのもののけ

こころのもののけ | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト

 自己紹介マンガとしてオカルトマンガをもってくるところは10年代以前のマンガの雰囲気が感じられ、親近感が沸く。ただ内容についていうと、”黒いやつ”が出てくる10pの盛り上がりが、ちょっと物足りないだろうか。読んでいると、黒いやつははて、主人公に具体的にどんな悪影響を与えているのだろう、と気になる。また、主人公が”強い自分”と比較している”弱い自分”がはっきり描かれていないのはもったいないポイントかと思う。人は人の弱いところに惹かれるものなので、弱い部分こそ描かれていてほしい。また、ストーリーの理屈から言えば、主人公が強い自分にしがみついている(ように読める)ということは、主人公は強い自分で弱い自分を守る必要がある、つまり弱い自分をずっと持ちつづけていることになる。だとするとラストは「強さの子」ではなく「弱さの子」が残った、とあるほうがストーリーが終わりに向けて弛緩するはずだと想像する。こういった作品の場合、強さを強調するためのスパイスとしての弱さをちゃんと用意することも、効果的な演出のためには必要なことなのかもしれない。

 

御園ほけさん「制作理由」

制作理由 | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト

 この作品は画面がとても良い。パッとページを眺めた時に、主人公の表情が視覚的に入ってくる感じがある。これは作者の方の持ち味だと思う。ただ、内容的には、主人公が一人で考えて一人で答えを出しているところがちょっとネックだ。たとえば、主人公と対話するキャラをもう一人用意すると、主人公がなにかの目的のためになにかの行動をするに至る、という物語が生まれるのかなと思う。とはいえきっとそれは細かなことで、すでに良い持ち味を持っている作家さんだと思うので、課題に対して無理に回答しようとすることではなく、自分の持ち味を生かすようにストーリー選んでいくことで、むしろ、回答に近づく作品を作るタイプの作家なのではないかと感じる。自分がよいと思う作品を作っていってほしい。

 

かわじろうさん「よりみち」

よりみち | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト

 この作品はたいへん新鮮な作品だった。いつもマンガを読むときには使っていない頭の部分で読んでいるような感覚にさせられるが、おそらくカメラの使い方に工夫がちりばめられているためだと思う。(特に5,6,9p)なんだか夢を見ているときのような不思議な読後感があった。これはネームの段階で一つの完成した作品なのではないかという感もあるが、完成稿を強く読んでみたい作品の一つ。

 

柿谷孟さん「雨正月」

雨正月 | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト

 しみじみとするマンガだった。7pからの「大人になるってどゆこと?」というエピソードとエンドの雨のシーンの対比がすばらしい。ただ、このネームの解像度の粗さだと作中でなにが起きているのか細かくわからないことが惜しい。あまり粗いと読むほうも頑張って読まなくてはならなくなってしまい、その結果誤読も増えてしまうので、もう少しわかるネームを見せてもらえたらうれしい。
(※という感想だったのですが、4,5pと6,7pの掲載順が入れ替わってしまっていたらしく、そのせいでネームが見づらかったようです。保険のためにもページ数は明記してあるとよいですね。)

 

泉ころろんさん「繊細だけど、優しい君へ。」

繊細だけど、優しい君へ。 | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト

 この作品は、ここに描かれている内容があることでこの二人はこれからもっと仲良くなっていくのだろうな、と思えるエピソードになっているところがいい。一方で、これはこれでよい作品だが、独白で場面をつなげる手法を取っていることで起承転結が弱くなっているように思う。ストーリーがもっとはっきり描かれた作品があれば、そちらも一度見てみたいところだ。

 

小林煌さん「おばあさんを助けたら、ウォンバットになっていました。」

おばあさんを助けたら、ウォンバットになっていました。 | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト

 このマンガは、転生した後、また元に戻るところが明るくていい。個人的には、変な根暗さがなくストレスがない。よくよく考えると、死んだっぽいのに同じ世界にいるし、同一人物として周りに認識されているし、ちょっと変なのだが、それはあまり気にならなかった。入りの軽さから抜けの主人公を手放しに祝福できる雰囲気まで、とてもよかった。

 

楓さん「未来のサナギ」

未来のサナギ | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト

 6pの泉美センセイが主人公に問いかけるシーンがとてもよい。そこに強いパワーを感じるので、逆に言うと、12pでの主人公のふさぎ込み方がかえって弱く感じてしまった。サナギの観察をしている主人公は、泉美センセイの問いかけに対してもっと別の答え方を持っているのではないか。そこでの主人公の答えこそ、このマンガが伝えようとしていることを孕んでいるのではないか、という気がしてならない。作家の方の画力がちゃんと備わっているだけに、ここからさらにもう一歩踏み込んで描いてほしい、と思わされた作品だ。

 

森紗はるきさん「愛川さんはアートディレクター」

愛川さんはアートディレクター | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト
 これは面白いマンガだった。個人的には笛で魔法を呼び出すところがキュートでいい。(開眼も含め) ただ、オチは、これどうなのだろう。これじゃ「愛川さんはアートディレクター」というより「愛川さんは魔法使い」じゃないか!…なんて思った。個人的には楽しく読めたが、中には冷めてしまう人もいそう。細かいことではあるが、リアリティラインの読み取り間違いが起こらないような工夫を施すとよさそうだ。

 

qjinさん「海外逃亡日記」

海外逃亡日記 | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト

 旅疲れは自分も経験したことがあっただけに話の内容はよくわかり、オチでちゃんと元気を与えてもらえた点がうれしかった。13pの”沈没”がデカデカと描かれているところにこのマンガのよさが現れていると思う。ぜひ完成稿が読みたい作品の一つだ。

 

くたくたさん「見失いガチ」

見失いガチ | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト
 これは、今しかおそらく描けない話で、そして、現実に対する回答をちゃんと持った物語になっている。メッセージはシンプルだが、こうやってちゃんと形にしてくれてありがとう、と言いたい。たいへん元気が出て、また、勇気づけられた。


中西ゆかりさん「ヤクザから出世を約束された男」

ヤクザから出世を約束された男 | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト
 店の嬢やボーイやヤクザなど、細かいキャラクターがとてもいい。テンポも安定していて、とてもいい作品だった。しかし、実録だというからすごい。もしかして、今後「東京都北区赤羽」のような調子でポンポンとこういうエピソードを見させてもらえるんだろうか。色んな意味でドキドキである。


滑川王手さん「わたしという沼」

わたしという沼 | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト

 普通にギャグマンガとして面白く読んだ。会話劇が面白い。特に5pの「おまえ釣り好きの気持ちわかってるな」の破壊力が高い。また、この作品を読んでいると作者の「自己紹介の時間が苦手」という説明にもうなずく。自己紹介に悩む自我が分裂したマーマンが、ヌシという呼称をもらった瞬間に一体化する展開は、自己紹介とはなにかをうまくとらえているように感じられる。

 

鷹鯛ひさし「汚い犬」

汚い犬 | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト

 このマンガは悲しい気持ちになるマンガだった。読んでいると、主人公にとって自分が加害者であったことの罪悪感と、自分が被害者として屈したことの惨めさの、互いの悪いところが共鳴して、自分で自分を傷つけてしまった様子を描いた作品のように思える。ただ、おそらくまだ物語として未整理な部分があると思うので、その通りに受け取ってよいのか自信は持てない点が惜しい。個人的にはアピールを読んで、怒りも沸いたのだが、創作はいわゆる”よい話”に落とさなくとも物語を紡ぐことができるところが特質だと考えてるので、ある意味周りの意見は気にせずに作りたいものを作っていってほしい。

 

いとしろたかやさん「大人になったら」

大人になったら | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト

 ひたむきな主人公がかわいらしく、グッとくるマンガだった。反面、まこと先生はキャラとして物足りなく感じてしまった。そこが惜しい。例えば、12・13p付近のやり取り、まこと先生がカナちゃんにどう魅力を感じているのかもっと膨らませて欲しくなる。頑張り屋のカナちゃんがもっともっと愛される話であってほしい!と思ったのが一番の感想になる。しかしテーマについて考えると、「いい大人」というテーマが難しいだけに、それを恋愛とリンクさせるのはさらに難しそうだ。”大人になりたい”と願う子どもの心にどのように大人が手を差し伸べるのか考えるだけでも、現実には難しい問題ではないだろうか、などと個人的には思う。

 

谷なすびさん「大盛り or DEAD」

大盛り or DEAD | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト

 この方の作品は、マンガの世界観が大変よいのはそうなのだが、アピール文が”大盛り批評”になっていてそこがとても面白い。文中の「ひらめき☆マンガ教室を受講することも私にとっては大盛りを選ぶことに似てる」も、そこだけ見ると意味がわからないのだが、マンガと文章を読んでいるとなんだかわかる気がしてきてしまう。マンガについても、ラストの「大盛りいきまーす」で「ああ、主人公が大盛りを選ぶことができてよかったなあ」と思えてしまうのが、この方のマンガの持っている力に感じられる。


とみたさん「幸運こわい」

幸運こわい | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト
 このマンガを読む前からとみたさんの元になっている事実は主にゲンロンでの放送などで知っていたのだが、こうして物語の体裁で改めて見せられると、壮絶な出来事だったのだと再認識させられる。とはいえ、物語として言うとオチの納得感が弱く感じられるところが気になった。わたしの考える限り「自分は生きるに値する人間なのか(という思考をこの夜捨てた)」(8p)という主人公の葛藤とも疑問ともとれる感情への着地が用意されていないため、オチが弱く感じられるのだと思う。主人公が自身への問いかけに対して、その「思考をこの夜捨てた」とあるところが、ベタに受け取るべきか反対に受け取るべきかを読者にゆだねてしまっており、混乱させてしまう印象を受ける。(この作品を読んで、その思考を捨てました、はいそうですね、とはふつう受け取らないだろう。)ご自身の命に係わる問題をベースにした作品なので明瞭な回答を用意することは難しいとは思うが、それでも、作品としてはこの物語に対する作者なりの答えを用意しないと読者が困ってしまうのではないか。要約するとそんな感想になる。


たにかわつかささん「リベンジヒーロー」

リベンジヒーロー | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト
 物語の展開が王道でわかりやすく、スムーズに読んだ。また、友人のキャラクターに奥行きがあるところにこの作品の魅力が詰まっていると思う。ただ反面、主人公にももっと積極的に魅力を持たせてあげてほしいとも思った。たとえばだが、友人に逆切れしてしまったこと(7p中段)を気にして何か言うとか、友人に言われずとも自分から子どもを救いに行くとか、キャラとしてもっと魅力を組み込める要素はいろいろあるだろう。まず作者がどんな主人公をどんなキャラクターにしたいかということはあると思うが、そのうえで、主人公におっと思わせる行動をしてくれると、読者としてはそれだけ楽しみが増えるはずだ。


千住ちはるさん「寝ない子誰だ」

寝ない子誰だ | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト

 後半の画面を大胆に使う演出が効果的で、それまでのうーちゃんのさまざまな暴れっぷりとのよい対比になっている。一方で気になったのは、うーちゃんの傍若無人っぷりに対してお父さんがどう感じているかがあまり描かれないところだ。主人公であるお父さんがうーちゃんに対してどう感じているかは後半になるまで明かされないため、物語がどこに着地するのかが物語終盤まで想像しづらくなっている。この物語が子どもを寝かしつけようとするがうまくいかない父親の話だともっと早い段階で明示されると、読者は安心して読むことができるだろう。


よこうたださん「空にすむ」

空にすむ | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト

 この作品はSFで雰囲気がよい話なのだが、いかんせん、マンガとしてなにがどうなった話なのかがわかりにくい。ともすると、具体的な説明を避けてしまっている印象を受ける。作中で登場する3人の相関関係がどうなっているのかだけでも理解できるようになれば、それだけでもっと読みやすく、面白くなるように思う。過度に説明を加えすぎるとそれはそれで作品の雰囲気を壊す可能性はあるが、説明する能力がないのと説明能力があってもあえてしていないのとでは大きく違う。表現力を鍛えるためには具体的に表現することは避けて通れない、と個人的には思う。

 

KenTaさん「甘ちゃん」

甘ちゃん | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト

 この作品はとても読みやすかった。作者の子供時代を描いた作品なのだけど、むしろ作中で慎重に描かれているのは作品に登場する大人たち(父親、母親、おば)のほうだという印象。その丁寧な描かれ方がケンタくんを見守る作品の雰囲気を作っているように感じる。反面、技術的には入りと終わりはもう少し工夫の余地があるかと思う。特に、最初のページはケンタくんが何をしている場面かわからないので、例えば学校の宿題とにらめっこしている図にするとか、ケンタくんが何かしているところを描いてあげるとよいはず。とはいえ、これが初めてのマンガなら十分よく描けていると思うので、今後どんな作品が読めるのか、今から期待だ。

 

晃てるおさん「その仕事を続ける理由」

その仕事を続ける理由 | 超・ひらめき☆マンガ家育成サイト

 ごめんなさい、この作品はどこに作者が想定したテーマがあるのかがわからず、どう読めばいいのか困ってしまった作品だった。主人公が仕事を続けるべきかどうか悩むことがテーマなのか、あるいは、先輩との関係を主人公がどう受け取るかがテーマなのか、受け取り方に困った。また、登場人物の名前は○○や△△ではなく、はっきり決めたほうがいい。もし名前がない人物、「男」や「私」などならそれでもよいが、記号だけは避けてほしい。読者は「だれが何をする話なのか」を気にしているので、そこをはっきりするためにも、名前を、まず用意してもらいたい。