玄関先の言葉置き場

主にひらめき☆マンガ教室の感想用。メッセージ等はおたよりフォームへいただければ、配信でお返事します。

ひらめき☆マンガ教室第4期第3課題 全28作品感想 アップロードしました! #ひらめきマンガ

ひらめき☆マンガ教室第4期第3課題 全28作品感想

どうも大塚です。
表題の通り、感想文をアップしたので配信の前にブログに載せておきます。
この感想文についてしゃべる配信をしているのでぜひこちらの案内も参考に配信も覗いてみてください!(もはやだれからも忘れられているようですが、この感想文はそもそも配信のために書いたものなのです!ですので配信もよしなに!)

 

ひらめき☆マンガ教室第3課題 感想文ver1.1.pdf - Google ドライブ
ひらめき☆マンガ教室第3課題 感想文.pdf - Google ドライブ


2021/1/12 初版アップロード
2021/1/19 ver1.1更新 感想内容一部変更、「案内」「お願い」追加、目次ページ・実作リンク・配信リンク付与

  配信後に更新を行う予定ですが、今日はとりあえずここまで。ではでは。

 第3課題の感想配信も終わりました。全体を通しての感想などはこちらの配信をぜひご覧ください。また、第3回の配信全体の案内はこちらにあるので、ぜひそちらの記事を参照ください。

 感想や配信へのコメントいつでもお待ちしています。大塚のツイッター投書箱などにご意見お聞かせください。では。

 

ひらめき☆マンガ教室 第2回課題感想配信の案内 #ひらめきマンガ

この感想配信、どこ見りゃいいんだ?

 どうも大塚です。先日挙げたこちらの記事、大変の多くの方に読んでもらえたみたいで、びっくりしました。書き言葉というのは話し言葉と違って伝播する力が強い媒体ですね。

 僕はこちらのツイキャスでひらめき☆マンガ教室第4期の課題作品について感想を話す配信をやっているわけですが、案内がないとあの長時間の配信になかなか手が出ないだろうということで案内を作ることにしました。
 ところで自分で配信をやってみてわかったのですが、配信はアーカイブとしてWeb上に残ってはいるのだけど、配信が終わった途端、全くアクセスされなくなります。配信という性格上、それも道理とも思いますが、僕は感想配信は残ることに意味があると思ってやっています。配信が終わってアーカイブとして残ってからこそ、本当はいろんな人に見てほしいですよ、ほんとに。
 というわけで、案内だ。案内を用意しよう。今の所散発的なアクセスルートしかないので、ここを案内板とする!

 

オススメ配信3選

 今回の配信で大塚からオススメする「これ見て!」という配信を3つ挙げておきます。選ぶ理由は「大塚が今回の作品全体の中で特に話したいことを話している部分」です。作品の良し悪しとは全くべつに選んでいるので、その点はご容赦を。

片橋真名さん「梨沙と梨奈」の感想

school.genron.co.jp

twitcasting.tv

 

のり漫さん「となりの隣のおじいさん」の感想

school.genron.co.jp

twitcasting.tv

 

清水しのさん「車のジギー」の感想

school.genron.co.jp

twitcasting.tv

ぜひ上記の配信へのコメントやご意見をこちらにください。お持ちしています。

 

具体的な案内

 僕の感想配信枠は基本的に「各作品への感想パート」と「それ以外のパート」に分かれています。それらがゴチャゴチャしているのでみづらい。なのでどこが感想でどこが雑談かはっきりさせておきます。
 あ、ちなみに。この記事は「ひらめき☆マンガ教室 第2回課題感想配信の案内」です。なのでその他の課題の感想配信については、今後作るかもしれませんがまた別だと思ってください。よろしくお願いします。
 以下案内。

 

〇各作品への感想

その2の1
藤原白白「たのしい週末」(19:00~)

その2の2
藤原白白「たのしい週末」(01:30~)
かずみ「最強戦士 二才」(07:05~)
盛平「ケロベロスの初めてのお休み」(17:35~)
pote(ぽて)「牧場(まきば)のふりぃじあ」(23:48~)

その2の3
桃井桃子「キスの練習」(02:30~)
柴田舞美「探索者たち」(13:00~)
俗人ちん「嫌といえなくて」(24:30~)

その2の4
俗人ちん「嫌といえなくて」(00:30~)
片橋真名「梨沙と梨菜」(06:20~)
畑こんにゃく「GO STRAIGHT@アキハバラ」(16:10~)

その2の6
のり漫「となりの隣のおじいさん」(00:00~)
つまようじ「勇気のかたち」(15:00~)

その2の7
清水しの「車のジギー」(01:00~)
kuzikuzira(シギハラ)「洞川スズ」(21:30~)

その2の8
kizukujira(シギハラ)「洞川スズ」(00:30~)
うめてぃな「告白」(09:00~)
横たくみ「レイトショー・ストーリー」(22:20~)

その2の9
瀬戸チヒロ「夢で逢えたら」(26:00~)

その2の10
瀬戸チヒロ「夢で逢えたら(00:00~)
こぐまあや「雨のあとは上天気」
(07:50~)
田山「ミスティフィカシオン
(21:00~)

その2の11
田山「ミスティフィカシオン(00:00~)
ハミ山クリニカ「彼女はトンボの肉の色」
(12:00~)

その2の12
ハミ山クリニカ「彼女はトンボの肉の色」(00:00~)
丫戊个堂「時計塔は関係ない!!」(07:00~)
くたくた「死角い視覚表現」
(11:00~)
シバ「スラムの鞘」
18:00~)

その2の13
コバヤシ「ラスト・サキュバス(00:00~)
motoko「危険なマイゴ」
(08:30~)
なないつ「青春の亡霊」
(16:30~)
ahee「かわいそうとはいわせない」(25:00~)

その2の14
ahee「かわいそうとはいわせない」(00:00~)
西岡京「宇宙の果てからこんにちは」(09:00~)
木ノ上万理咲「ボクらはそれを愛と呼ぶ」
(16:00~)

その2の15
高井焼肉「雑種のケロベロス飼っています」(00:00~)

その2の16
kuzikuzira(シギハラ)「洞川スズ」(12:00~)

 

〇それ以外のパート

その2の1
第2回課題感想を話す上での前置き(05:30~)
課題文を読む(08:00~)
全体への感想と説明(14:30~)

その2の5
ギター演奏と「野生の読者」(その1の3)についての補足

その2の9
もらったコメントへのお返事と補足(7:30~)

その2の16
課題提出者である武富健治のツイート紹介(00:00~)
次回第3回課題感想配信に向けてのアナウンス(23:00~)

 

どこ見りゃいいのって人には「 それ以外のパート」部こそ見てほしい!

 「各作品への感想パート」とあるところはそのままの意味なので、そのことについてわざわざ説明はいらないと思います。好きな作家や作品のところを見てもらえればと思います。!
 だけど、「それ以外のパート」っていうのは、なんなんだという話。軽く説明しときます。

 まずそもそも、僕がなんで感想を書いて、はい、って渡すスタイルではなく、わざわざしゃべって感想を届けているかというと、それは、僕くらい無名の人間だと、自分のディティールとともに感想を届けないと、本当に感想の中で言おうとしていることが届かないと思ったためです。無名だとダメというのは単に感想を送ってもそれが届かない(たとえばツイッターで感想を公開しても作者にきづかれない)とかいうことではなくて、結局のところ、だれとも知らない人の感想を読んでも、読んだ側に重要なことは伝わらない、ということがあると思うためです。でも、文章を読んで面白いってことはないんだけど、話すと面白いと思ってもらえたりするので、だったらしゃべりのほうこそを僕は用意しようと思って始めたのが最初です。

 なので感想を配信していることを知った受け手に「おっ?」とちょっとでも思ってもらってそっから知ってもらうことが、まず第一歩だ!というつもりでやっています。そうやって自分で回路を作って関心をひかないと、結局感想の形で自分の伝えたいことは伝えられないのかなあ、と思います。

 あと、配信の中心はしゃべって感想を話すことなわけですが、そうではない感想じゃない部分も結構しゃべっています。それはなんでかというと、ひとえに感想を送っている僕の人間像をそこに配信の形で置いておきたいからです。だから、なにを言いたいのかというと、文章の形でも感想は公開していますが、やっぱり配信も見てほしいな、チラッ、みたいなね。

 

2021/1/16 文章加筆修正、構成見直し
2021/2/18 文章加筆修正、構成見直し

さやわかのカルチャーお白洲の文字起こしをした

2020年12月29日にシラスチャンネル「さやわかのカルチャーお白洲」でおこなわれた「『おたよりコーナー』 #1」の、カラメルさんのおたよりとそれに対するさやわかさんの回答を文字起こししました。当該の配信(「おたよりコーナー」 #1 さやわかのカルチャーお白洲 | シラス)で1時間44分から2時間2分で話されている部分です。以下カラメルさん(大塚のシラス名)のおたよりとさやわかさんの回答です。

 

2020_12_29 カルチャーお白洲「おたよりコーナー」#1 カラメルさんおたより返信文字起こし.pdf - Google ドライブ

カラメルさんおたより

 さやわかさんこんにちは、カラメルです。今回は僕がひらめき☆マンガ教室に感想を送っていることについて相談があっておたよりを送りました。
 以前、たしか、このカルチャーお白洲の創作についての突発雑談放送で、さやわかさんが「教室の作品に感想が送られることは大変ありがたい。生徒の皆さんは課題を提出すればいいと思っているみたいだけど、本当は作品を描いているという意識こそが必要で、その意識がまだ全然足りていない。」という趣旨のことお話ししていたと思います。それを聞いて「では僕のような者は作品の感想をバンバン送るべきだな。」と思いました。
 だったのですが、いざ感想を描いてみようとすると、感想を描くためのエネルギーがまだ僕の中に充填されていないことを感じます。自分なりに感想を描くべく力を蓄えているところなのですが、まだ足りていないようです。このままだと一回感想を書いてはインターバルがあって、ゆっくり感想を描いてまた休憩、となりそうでちょっとまずい気がしています。もっとシャキシャキいきたいところなのですが、自分一人で頑張ると考えると、これ以上元気にやるのは難しそうです。
 感想を描いて、基本的には本人向けに発信するという場合、感想を発信するにはどんな工夫を凝らすとよいのでしょうか。
 というわけで、ひらめき☆マンガ教室に感想を送っている僕に、なにかさやわかさんから激励などもらえないでしょうか。

 


さやわかさん回答

 ありがとうございます。すばらしい、すばらしさしかないおたよりですけど。ただ、感想を書こうとすると、何か、すごくエネルギーが必要だということは、これすごい重要なことなんですよ。なぜなら批評というのがそういうものだから。
 僕は基本的にひらめき☆マンガ教室についての感想というのは、なんでもいいと思っています、まず、大前提として。なんでかっていうとマンガ読んでる時なんかそんなこと考えないでしょ、へへ。よく僕がひらめき☆マンガ教室の中で言っているのは「漫画なんて立ち読みとかされるんですよ。パラパラパラって」ってこと。みなさんも自分のマンガを読まれている時の自分をメタ認知的に客観的に捉えていただければと思うんですけど、漫画をパラパラパラっとめくっていて、「なんかわかんないな、おもしろくない、疲れた。」っていって読むのをやめたりするでしょ。雑誌を閉じたり、アプリを閉じたりするじゃないですか。あれがマンガですよ。(このおたよりの前に配信の中で)さっき、パクリ指摘の話があったけども、ああいうのも含めて言われるのがマンガなんです。これは別に子どもが読むとかいう問題ではないです。マンガっていうのは速度のメディアです、実はね。マンガっていうのは読み飛ばしたりされるメディアなんですよ。そこが大事だと思います。

 よく、ゲンロンみたいな場所でマンガ教室を始めますっていうと、「小難しい漫画を描かせて精読みたいなことをさせるような、そういうことを尊いと思って、やるんですよね。」って言う人がいます。でも、そこで思われていることは全然マンガの本質ではない。そういう読み方があってもいいけど、それを求めていくっていうのは漫画全体からすれば傍流も傍流。ひらめき☆マンガ教室はマンガの本質を捉えていく。それはなにかっていうと、「スピーディーに読まれること」ですよね、まずは。そして「読んだ人は気軽に感想を言う」っていう。それが大事です。だから、僕がみなさんにもひらめき☆マンガ教室の感想を言っていただきたいってことをいうとき、みなさんはもう何を言ってもいいと思っています。「なんかよくわかりませんでした。以上。」でいいんですよ。
 で、そういうときに、受講生とかは特に、ゲンロンみたいな場所でやっている教室の受講生という立場の人たちは、こういうんですよ。「こいつはおれのことを分かっていない」って。でもそれはダメ。漫画っていうのは分かってもらうためのメディアです。もしそういうつもりだったら一枚なるべくでかい絵を描き、それをホワイトキューブ(美術館)で展示する方がいい。そうすれば外から人がやってきて、その絵を解釈しようとして前向きになってくれます。でもマンガっていうのはそういう媒体じゃない。一個、自分が書いたものがコピーがつくられて、複製され伝播していってしまうもの、自分では制御できないものなんですよね。これはひらめきで10年以上いっていることですけども、「他人のものになってしまう」っていうことが漫画の本質なんですよ。なので「俺のことが分かっていない」とか「お前に感想を言われたくて俺は書いているわけではない」みたいなことを言う受講生がいるとしたら、それは間違っています。それはマンガというものを捉え損なっていて、その人にとってのマンガというものがあまりにも狭い。もしそう言いたいのであれば「俺が言っているのはおまえのいう、その”マンガ”ではなくこの”マンガ”なのだ」みたいな、一個、自分に対して批判を繰り広げることがよくないことなのだと説明するための防壁をクッションとして、ワンクッション置いて作らなくちゃいけない―それは批評も完全に同じことがありうるのだけど。それをやんないで「私、別にそういうことではないんで」みたなことを言えないんですよ、漫画を描く人っていうのは。だから漫画の感想というのは何を言ってもいいんです。

 いいのですが、ここからが重要で。いや、ここまでも重要なんだけど、ここからも重要で。じゃ書く方っていうのは。まさにこのおたよりでカラメルさんが書かれているように―漫画に限らずですがこれは―「基本的には本人向けに感想を向けて発信するという場合」に、つまり、本当にそこに読む人がいるんだと感じながら何かを書く場合に、なにかものすごい重さを感じるんですよね。でも、書くことに責任を持つというのはそういうことなんですよ。
 どこのだれがかいたかわからないマンガがSNSとか雑誌でパーって流れてきたときに、このマンガ嫌いだとかこのマンガおもしろいとかって思うじゃないですか。でも、それは誰かが読むっていうことを考えながら書くっていうことによって、僕がやっている批評とかそういう行為に近づいていくんですよ。そして、自分が何故その感想を抱くに至ったかっていうことを説得的に説明するんですよ。だから、僕の批評の定義っていうのは「ある事象を人の営みと捉え、それについて積極的に語る行為」っていうのが、僕の批評に対する定義。説得しなきゃいけないんですよね。つまり、どうかすると「面白くなかった」っていうことを説得しなきゃいけないんですよ。そのためには、ちゃんとした手練手管を踏まえなきゃいけなくって、だから、ハードルが上がっていくんですよね。
 たぶん、カラメルさんもそうだと思うんだけど「全然足りていないや自分は」と思ってハードルが上がっていって、インターバルが発生する、みたいになるでしょ。そこでね、そこでもう一つものすごく重要なこととして、しかし、これはアウトプットすることが大事なんですよ。なぜかっていうとアウトプットしないとあいつら(受講生)は大量に作品を繰り出してくるわけじゃん。それに受け止めた側が何らかのことを思ったのであれば、呼応していくしかないよね。

 じつは、ひらめき☆マンガ教室の教えでは、受講生にも、「とにかく完成させることが重要だ」っていうことを、しつこくしつこく言っているんですよ。マンガっていうのは完成させないとゼロ。感想を書く側とは逆にマンガを描いている受講生の側もそれぞれハードルが上がっていっているんですよ。最初の課題はみんなすごくいっぱい描けるんだけども、どんどん描けなくなっていくんですよ。それはなぜか。それは伝えるということがすごく難しいことだということに気づいていくからなんですね。なので、どんどんハードルが上がるんだけども、この間も、つい2、3週間くらい前にやったひらめきマンガ教室の、振り返りの授業―「これまでの講義をふりかえって」っていう僕が一人でやるすごい重要な講義があるんだけど―そのときに言ったのは、「皆さんはなんでマンガを完成させられなくなるのか」っていう話をしたんだよね。それは、みなさんがハードルどんどんあげていっているからで、しかし、漫画は、メディアの持ってる条件として”完成させないと無意味”だっていう。だから、下手でもいいから、相手に対して伝えきれなくてもいいから、完成させなきゃダメ。とにかく完成させる。っていうことをこないだの講義で言いました―そろそろみんなドンドンうまく完成させられなくなっていくからね。 そうじゃなくて、「あなたがやらなければけないことは、もちろんマンガがうまくなっていくことは大事なんだけども、半年かかって8ページ描けましたとかじゃ全然ダメ、半年かかって16ページとかじゃなくって、一か月に16ページ描きましょうってことになっているから書きましょう。」っていうことをしつこく言うんですよ。

 なので、…そうね。ちょうどいいんで、スライドがあるんでお見せします。このあいだのひらめき☆マンガ教室の講義で使ったスライドの一部をお見せします。

 

1.マンガを描く

2.時間内に完成

3.読者のことを考える

下に行くほど難易度が高いのです。

 

 こないだやった講義―12月の6日ってなってますけども―過去やった、10月と11月と12月にやった「着想編」っていうのがあって、それぞれ武富健治さんと師走の翁さんと慎本真さんの講義がありました―慎本さんの講義も素晴らしかったですね。これはなにをやっていたのかっていうと、まずは「漫画を描きましょう」そしてそれを「時間内に完成させましょう」―ほらちゃんと書いてあるでしょ―、そして「読者のことを考えましょう」とあります。この話ってのは、つまり、漫画の文法を使って、相手に伝えられるような状態を作ろうっていうのが着想編、最初のパートだったんです。ただし、下に行くほど難易度が高い。

 さっきもいいましたけど、受講生はね、この「マンガを描く」をやり始めると、漫画を描く技術力のことばっかり考えるようになる。「どうやったらマンガがうまくかけるんだろう、イエー嬉しい~」みたいになって、そうすると時間が無限にあると思い始めるのね。「完成しなかったんだけど、これは私がいい感じのことをもうちょっとやろうと思ったからなんです。そのいい感じの技術力、今回は提出できませんでした。」みたいになるんだけど、実は「マンガを描く」ことよりも、「時間内に完成させる」ことのほうが難しいのね。そして、それよりも「読者のことを考えて描きましょう」のほうが難しいんですよ。でも、重要度から言うと下から順に321の順で重要なのね。漫画を描くことは条件じゃん。普通のしゃべりましょうみたいなことだから。自分一人しか読者がいなければ簡単なことなんですよ。どれだけでもかけます。途中でやめてもいいし一年間かけて8ページとか16ページでもいいわけです。でもそうではなくって、「確実に締め切りまでに誰かの元に届けたいみたいなキモチを大事にしてくださいね、そういうものがマンガです。」というお話なんですね。

 はなしがもどっていくわけなんだけど、さっきのカラメルさんのおたよりでいうと、「自分なりに感想を描こうと思って力を貯えているところなんだけど、まだ足りていないようで、このままでは一回感想を書いてはインターバルがあって、ゆっくり感想を描いてとまた休憩となりそうで、ちょっとマズイ気がしてます。」と書いてあるんだけど、マズイんですよそれは。だって、あいつらに「次々に作品を送れ」って僕は言ってるわけだから、あいつらの作品量に、それを受け止める人間が立ち向かうには、こっちも、色んなことをショートカットしていくべきだよね。適当に書けって言ってるんじゃないです。例えば、絶対にツイッターの投稿一個分しか書かないとかね。すると、全部書いたとしてもせいぜい3000字くらいですか、30作品あったとしても。その程度で終わる。
 なので、今回のおたよりの僕からの返事は、ものすごく平たく言うと手を抜く方法を考えるということです。これは教室の受講生にも教えていることです。どうやって手を抜くか考えるためには、まずしっかり書かなきゃいけない。しっかり書いたうえで、手を抜く方法を考えると。そんな回答になります。

 

2022_05_10 見づらかったのでフォントと数字の全半角を変更しました。

 

 

ひらめき☆マンガ教室第4期第2課題 全29作品感想 アップロードしました! #ひらめきマンガ

ひらめき☆マンガ教室第4期第2課題 全29作品感想

 どうもこんにちは。大塚です。
表題のひらめき☆マンガ教室の感想文章のリンクを以下に貼ります。
ぜひご覧ください。

ひらめき☆マンガ教室第2課題感想ver1.1.pdf - Google ドライブ

2020/12/26 更新(目次追加)

 このファイルのまえがきにも記したのですが、この感想はひらめき☆マンガ教室に関わる、より多くの人に読んでもらいたいと思って書きました。まずそれぞれの作者の方に、自分の作品に読者がいて感想が形として残っている、ということを知ってもらいたいです。そしてあわよくば、作品があって読者がいることがこの教室に興味を持つ人に知られるとよいと思っています。ですのでクチコミなどどうかよろしくお願いします。

 そうそう、感想の内容についてですが、感想は自分なりに、感じたこととそれについて考えたことを書いてしゃべったつもりです。ですが、正直に言えば内容の部分はあまり自信がない部分もあります。それでも感想文を公開しているのは、感想を述べるうえで重要なことは、感想があることで作家さんたちが次の作品が作りやすくなることだと思ったためです。
 なので、感想は、感想内容うんぬんよりも、この感想があることでそれぞれの作家が創作意欲を減衰することのないように注意して作りました。実はその内容以前の形式が内容を呼んでいる、ということでもあるのですが…。ともかく、例えば、僕がいいたいことをぶちまけて作家さんがやる気をなくす、というような身勝手なことが一番馬鹿らしいと思い、そのことに注意を払ったつもりです。変にダラダラいうとか、よくわからない批判をするとか、それらを避けることに一番気を払いました。

 ああそうだ、実は僕自身11月から12月にかけて行ったこの第2課題の配信中ずっと忘れていたのですが、前述の内容ではなく形式を重んじた点は、第2課題「『あなたのど真ん中』を『伝わる』ように16ページで!」に対しての僕の読者としての返答でもあります。内容よりも、まず、僕がどういう姿勢でこの行為に臨んでいるかを作家の方に見せることが肝心、という考えの下、感想配信をし感想を残しました。

 今現状では自分の行動がどう転ぶかわからない、というか、このまま誰にも知られなければひっそりと感想配信自体が消えてゆくということもありえないわけではない、と心のどこかで遠い目をしていたりもするわけですが、それはともかく。作品についての感想を作ることで、作家と読者の間で、何か呼吸みたいなものが生まれることが一番じゃないかなと思っています。そのために感想をせっせと書いているつもりです。だから実は、この感想を書くことで、作家の方とのコミュニケーションが取れないかな、何か方法はないかな、ということばかり考えているのです。
 おそらく、この文章を作家の方々も読まれているのではないかと思っての以上補足でした。

(個別の感想とか「読んだよ」とか、反応はたいへん歓迎してます!反応があると次の感想回が早く提出されます!おだてられれば木に登る所存です!)